三田製麺所の成功事例に学ぶ、新規顧客獲得・顧客満足度向上を実現するクーポン施策とは
【導入事例:株式会社エムピーキッチン様】
「つけ麺専門店 三田製麺所」を中核に「薄皮餃子専門 渋谷餃子」など、幅広く飲食店を展開する株式会社エムピーキッチン様には、SmartNewsのクーポン機能を三田製麺所の新規顧客獲得および顧客満足度向上のためにご利用いただいております。ここでは競争激しいラーメン部門でトップクラスのクリックレートを誇る同社に、SmartNewsクーポンの使いこなしと成果について語っていただきます。
今回お話をお伺いしたご担当者様:
株式会社エムピーキッチン
CX推進グループ マーケティングチーム マネージャー
堀 遼平氏
引きの強い強力なクーポンでお客さまを惹きつける
note編集部:まずは現在、三田製麺所でSmartNewsのクーポンを導入いただいている理由をお聞かせください。
堀氏:三田製麺所は、創業当初は都内のビジネス街を中心に展開しており、中心となる客層は20〜40代の男性でした。その後、繁華街や商業施設内、ロードサイドに店舗を拡大していく中で老若男女、より幅広いお客さまにご利用いただけるようになっています。そうした中、全ての店舗でKPIとして掲げているのが来店頻度の向上です。そのために、SmartNewsのクーポンを導入させていただきました。
note編集部:三田製麺所では現在、どういったクーポンを発行していらっしゃいますか?
堀氏:今は全店(国内64店舗)でトッピング「三田盛り(全部のせ)」無料というクーポンを提供させていただいております。ご注文いただいたつけ麺に味玉・チャーシュー・メンマ・海苔、全てのトッピングを乗せられるというもので(下写真トッピング部分)、普通に「三田盛り」を店頭でご購入いただく場合は300円となります。
「三田盛り」クーポン
note編集部:大変な大盤振る舞いですよね。たしかに平均と比べて3倍程度のクーポン利用を記録しており、お得なクーポンとして支持されていることが伝わってきます。
堀氏:はい、業界内の比較でもかなり引きの強いクーポンであると自負しています。やはり飲食店は一度食べていただくということがなにものにも代えがたい、大きなことですから。食べてもらえないことにはその後の選択肢にも入ってきませんので、そのきっかけ作りにはこれくらいのコストをかけてしかるべきだと考えています。
これまでリーチで来ていなかったお客さまにクーポンをお届けできるのが魅力的
note編集部:では、そのクーポンにどういった効果があったのかをお聞かせいただけますか?
堀氏:店舗からはお客さまの来店頻度が向上しているという報告を多く受けています。あるお客さまが何度もクーポンをご利用になられているということですね。当初は先ほどお話したよう、新規獲得の色が濃い施策だと考えていたのですが、実際にはすでに三田製麺所をご利用いただけているお客さまの顧客体験が向上に寄与する効果もあることが分かりました。もちろん、新規獲得の効果も確認されており、それで三田製麺所を気に入ってくださったお客様が、以降もクーポンを使って継続的にお食事してくださるというシナジーが生まれていることも確認できています。
株式会社エムピーキッチン CX推進グループ マーケティングチーム
マネージャー 堀 遼平氏
堀氏:三田製麺所では公式アプリを使ったクーポン施策も実施しており、利用総数で言えば当然そちらの方が多いのですが、公式アプリをわざわざインストールしてくれるお客さまというのは、すでに我々のファンになってくださっているお客さまということですよね。SmartNewsのクーポンはそうした方々と違った層にリーチできるという意味あいで非常に高く評価しています。
note編集部:SmartNewsでリーチできる顧客層とは、どういった方々になるのでしょうか?
堀氏:公式アプリをインストールしてくださるようなファンの層と、三田製麺所を全く知らないという層の中間の層、我々はここがとても大きなボリュームゾーンだと考えています。SmartNewsのクーポンはそうした方々にアプローチできるのが素晴らしいですね。
SmartNewsのクーポン施策がローカル店舗の成長に繫がった
note編集部:そのほか、今回のクーポン施策を通して感じたことがありましたらお話しください。
堀氏:クーポンの利用を開始したのは2020年10月頃からなのですが、その時期は新型コロナ禍の影響でリモートワークが推進された結果、ビジネス街の店舗が大きく落ち込んでいました。逆に、ロードサイドや半分住宅街のようなエリアの店舗は健闘していたのですが、その際、強く感じたのが、SmartNewsのクーポンが地元に根付いたサービスを展開しているということ。地元のお客さまを来店に導いていただけたことで、そうした店舗の成長に繫がっていったのはありがたかったですね。
三田製麺所「梅田店」
note編集部:今後、SmartNewsのクーポンを使ってどのようなことをやっていきたいか、可能な範囲でお聞かせいただければ。
堀氏:先ほど、クーポン利用総数では公式アプリの方が多いというお話をさせていただきましたが、SmartNewsは非常に大きな媒体ですからインプレッション数はやはり圧倒的だなと思っています。今は、その中で選ばれるためにかなりお得なクーポンを出させていただいているのですが、今後はクーポンの強さを変えずに「三田盛り(全部のせ)」とは異なるものも出させていただくことで、クーポンの効果を維持していきたい、さらに伸ばして行きたいと考えています。たとえば、女性の多いエリアでは野菜系のつけ麺の割引クーポンを発行するといった感じでしょうか。
note編集部:その上で、今後、SmartNewsに期待することがありましたら、ぜひ。
堀氏:現在は全ての店舗で「三田盛り(全部のせ)」を出しており、何度でも繰り返し使えるようになっているのですが、今後は、たとえば一度ご利用いただいたお客さまには初回とは異なるクーポンを表示するなどといったことができるようになると、さらにいろいろな施策が考えられるようになりそうです。そうした今後の機能向上にも期待しています。
※記事中敬称略
※本記事は2021年12月時点の内容で、掲載内容、所属団体、部署名等は、全て取材時のものです。