SmartNewsへのクーポン掲載を通じて、より幅広い層のお客さまにアプローチしたい
【導入事例:株式会社フレーバーワークス】
アパレル大手ベイクルーズグループの飲食部門として、カフェ、ベーカリーを運営する株式会社フレーバーワークス。同社には2020年11月より提供開始したユーザーの位置情報を基に、近隣店舗のお得なクーポン情報を地図上に一括表示する新機能をローンチのタイミングから導入いただいています。これまでクーポンを積極的に活用してこなかったというフレーバーワークスがSmartNewsのクーポン導入に踏み切ったのはなぜなのか。その狙いと成果を、同社で主にカフェ業態ブランドのマーケティングとPRを担当する黒田氏にお伺いします。
今回お話をお伺いしたご担当者:
株式会社フレーバーワークス J.S. FOOD DIV. Marketing PR
黒田 千尋氏
ファッションブランド発ならではのおしゃれさ、楽しさが20〜30代の世代に支持
note編集部:まずはフレーバーワークス様の事業内容につきましてご紹介いただけますか?
黒田氏:フレーバーワークスは、JOURNAL STANDARDなど、多くのファッションブランドを擁するベイクルーズグループの一員となります。ベイクルーズが飲食事業を始めたのは今から約20年前となる2000年。当時、新宿に構えていたショップに来てくださったお客様に、ゆったりと過ごす場所を提供したいというところからスタートし、2017年9月にフレーバーワークスとして飲食部門を独立させました。
その強みは、ファッション事業で培ったコンテンツ開発力や店舗づくり。アメリカンカジュアルのセレクトショップであるJOURNAL STANDARDらしさを活かしたグルメハンバーガーショップJ.S. BURGERS CAFE(ジェイエス バーガーズ カフェ)や、パンケーキショップJ.S. PANCAKE CAFE(ジェイエス パンケーキ カフェ)、旬の素材と掛け合わせた美味しいパンをイートインでも味わえるブーランジェリーBOUL'ANGE(ブール アンジュ)など、個性的なブランドを多数展開しています。
「J.S. BURGERS CAFE」店舗内観
SNSや口コミでアプローチしにくい層の認知度を高めるべくSmartNewsにクーポンを掲載
note編集部:今回、クーポンをSmartNewsに掲載するに至った経緯をお話ください。
黒田氏:実はこれまでフレーバーワークスではデジタルクーポンをあまり積極にやってきませんでした。デジタルクーポンはすでに認知度の高い大手飲食店がやる施策であるというイメージが強かったのと、カフェとして割引施策を積極的に打ち出していくことに違和感があったためです。
ただ、昨今の課題として、我々がリーチできていない層の認知度をどう高めていくかというものがあります。例えば、J.S. BURGERS CAFEの場合、すでにSNSや口コミを活用した施策でマッチできている20〜30代男女以外の、店舗の近隣にお住まいだったり勤めていらっしゃる方々にアプローチする方向を探していました。そうした中、グルメニュースなどで幅広い層に大きな影響力を持つSmartNewsが面白いクーポンサービスを始めると言うことで参加させていただきました。まずはJ.S. BURGERS CAFEやJ.S. PANCAKE CAFEなど、私の担当するカフェ業態の店舗に導入しています。
note編集部:具体的にはどのようなクーポンを発行しましたか?
黒田氏:今回最大の目的は「認知度を上げる」こと。ですので、クーポンを通じて来店してくださったお客様に我々のシグネチャーメニュー(看板メニュー)を食べていただけるよう、「【15時以降限定】お好きなハンバーガー150円引き」や「お好きなスイーツパンケーキ100円引き」といったものを中心に掲出させていただいております。
ユーザーの位置情報と連動には大きな可能性を感じている
note編集部:クーポン施策の成果についてお聞かせください。
黒田氏:まだ全体の総括まではできていないのですが、週次のレポートを見る限り、渋谷などの繁華街ではかなり良い数字が出ています。インプレッション数がとても高い数字だったことに加え、コンバージョン数も特に年末年始に高い水準を保っていました。代理店の方曰く、取り扱いブランドの中ではずっと上位の成績だったのだとか。今回重視していたのは認知度の向上ですから、そういう意味では一定の成果があったと言えそうです。
株式会社フレーバーワークス J.S. FOOD DIV. Marketing PR
黒田 千尋氏
note編集部:黒田様の個人的な印象としてはいかがでしょう。SmartNewsのクーポンにどのような可能性を感じていただけましたか?
黒田氏:SmartNewsへのクーポン掲載で面白いと思っているのは地図と連動していること。我々のお店のことは知らないけれど近くで働いている、これまでアプローチできていなかった方々にクーポンを通じて来店を促してくれることに期待しています。ただ、これは他の施策でも感じたことなのですが、スマートフォンでアプリの位置情報取得をオフにしている方が意外に多いんです。スマートニュースさんには、このあたりを改善する施策を期待したいですね。
note編集部:最後に今回の取り組みに対するご感想をお聞かせください。
黒田氏:先ほどもお話ししたよう、これまでフレーバーワークスではクーポンといえば、せいぜいオープン告知のチラシに付ける程度。特にデジタルのクーポンは全くと言っていいほどやってきませんでした。今の時代、集客はこれをやっておけば大丈夫というものはなく、まんべんなく色々なことをやっていかねばなりません。SmartNewsへのクーポン掲載のように新しいものをなるべく積極的に採り入れて、ブランドや店舗にあったものを見極めていきたいなと思っています。他のブランドの担当者ともこまめに情報交換しているので、今後、クーポンのSmartNewsへの掲載を他の業態に拡大していくこともあるかもしれませんね。
※記事中敬称略。
※本記事は2021年7月時点の内容で、掲載内容、所属団体、部署名等は、全て取材時のものです。